
テルモヒューマンクリエイトのオウンドメディア運営事務局です。今回は試験センター(静岡県富士宮市)の微生物試験チームリーダー・近藤祥子さんと、機能試験チームリーダー・古川綾美さんに社内対談をお願いしました。
お二人とも医療とは全く異なる業界からの転職でしたが、現在はテルモが製造する医療材料の品質をチェックするチームを率いるまでになっています。テルモグループの中でも、最もミスの許されない職場のひとつである試験センター。そんな緊張感溢れる中、どのようにチームを盛り上げ、まとめ上げているのか。実際の取り組みや将来展望も含めてお話をうかがいながら、リーダーの姿に迫ってみました。
前編では、チームリーダーを目指したきっかけや、チーム運営で心がけていること、理想のリーダー像などについてお話いただきました。前編をご覧になっていない方は後編と合わせてご覧ください。
チームだけでなく自分の成長も大切にできる人、それがリーダーなのかもしれない。
古川さん
―― それぞれ理想のリーダー像がありますね。もしチームのメンバーに「チームリーダーになりたい」と相談されたらどうアドバイスしますか。
近藤さん
―― そうですね。うちは試験業務を行うチームですから、高い精度の試験を安定して実施できることが第一です。チームリーダーは、メンバーを教育する立場でもあるので、自分自身ができていなければ話になりません。ですから、まずはチームを支えることができる試験技術を身につけることに頑張って欲しいとアドバ
イスしますね。それと、考えられる人がいいですね。言われたことを言われた通りにしかできないのではなく、「あーしたい、こうしたい」と自分で考えて行動できるような人になって欲しいです。
古川さん
―― 私も近藤さんと一緒です。やはりチームリーダーとなって引っ張っていくのであれば、スキルとして深くまで知らないといけないことがあるので、そのようなことを少しでも多く身につけるための努力をして欲しいと言うと思いますね。あとは、皆の仕事の安全と健康を考えてあげられるようになること、ですかね。話を少し変えますが、リーダーも健康であり続けることは大事ですよね。試験の仕事は集中力を使いますし、リーダーとしても悩むこともあります。たまには気分転換が必要だと思いますが、近藤さんはどうしていますか。
近藤さん
―― 週に3回、空手をやっています。子どもと一緒に始めて6年経ちますね。今では黒帯です。空手は組み手と型と二つありますが、どちらをやっていても頭の中が空っぽになり、会社でモヤモヤしていたことが全て無くなってしまいます。すっきりしますね。

古川さん
―― 私はボクササイズ(ボクシング+エクササイズ)をやっていて、週2回ジムに通っています。汗を流して気分転換しています。基本的に仕事から離れたら、会社から一歩出たら嫌なことは忘れる性格なのですが、どうしてもモヤモヤが頭から離れないこともありまして・・・・・・。そんなときはジムでパンチしまくっていますよ、ストレス発散しています。
近藤さん
―― そうでしたか。では、「ここは落ち着くなー」という場所はありますか。癒されるような場所です。私はTHCに入社する前は愛知県に住んでいて、夫の仕事の関係で引っ越してきたのですが、とにかく富士山が見える、自動車を運転していてもバックミラーに映っていますし、どこにいても富士山が見えるのが凄いなーと、今でも思っています。凄く癒されます。古川さんはこちらに住んで長いですよね。お薦めの癒やされスポットはありますか。
古川さん
―― どこも癒されますけど、特に海は素敵だと思っています。富士だと田子の浦が一番お薦めですね。近藤さんは愛知県の出身でしたか。そういえば、THCに入る前は何をされていたのかお聞きしていませんでしたね。
近藤さん
―― そうでしたね。大学を卒業してから食品関係の会社に入りました。その後、父の仕事の関係でメキシコに渡り、2年程過ごしました。帰国後は日本語教師の養成学校に通いながら事務の仕事をしていました。THCを選んだのは大きな会社に勤めたいと思っていたからです。古川さんは友人の紹介でTHCに入社されたと話していましたよね、職場環境が魅力的だったと。
古川さん
―― そうですね。当時も今も働きやすくて楽しい職場です。皆さんご家庭があり、子育てしていたり介護していたりと、家庭の事情を抱えながら仕事をされていると思います。ここは急に何かあったときに休みを取りやすいですし、周りも協力的です。これはTHCの良い点だと思いますね。
近藤さん
―― しかも、単に働きやすさだけではなく、仕事でのスキルアップも目指せますからね。以前は私も子育てをしながら働いていたので、時短勤務の制度を使い一般スタッフとして勤めていました。それが、子どもが成長しフルタイムでも働けるようになったら、チームリーダーへの道があり、挑戦したらなれましたし、次は正社員を目指すこともできます。このようなチャンスがある会社って、なかなかないと思います。自分の生活を中心に仕事もバランス良くできる職場ですよね。

古川さん
―― そうですよね、本当の意味で家庭も仕事も両立できるのが良いところです。さて、そろそろお時間ですね。最後は自分達の目標について話して終わりましょうか。
近藤さん
―― そうしましょう。私はチームリーダーになって1年しか経っていないので、引き続き頑張っていければと思っています。あとは、微生物試験で菌に関することを長くやってきているので、今とは違う仕事も覚えていきたいという気持ちもありますね。スタッフの中には上を目指している方が多いので、その方達がいつでも登用試験を受けられる実力を身につけられるよう、教育体制も強化していきたいです。古川さんはどうですか。
古川さん
―― 現在は試験センターにある4つのグループのうち機能グループに所属していますけど、他のグループの試験もこなして知識を増やしていきたいですね。他のグループと話していても、わからないことがたくさんあります。ひとつでも多くの試験を覚えて、深みのある会話ができるようになりたいなと。別のグループの方達と、一歩踏み込んだ話ができて、グループを超えたフォローをしあえる存在になれたらいいなと思っています。

【 編集後記 】
チームリーダーの対談を前編後編でお送りしました。チームを率い・盛り上げるだけでなく、志は高く自分の目標もきちんと持って行動されているお二人の姿に安心しました。今後も「家庭も仕事も、どちらもあきらめることなく、どちらも大事にしながら活躍できる職場環境」を充実させ、たくさんの方々が思う存分力を発揮できるよう、THC全体でサポートしていきます。
テルモヒューマンクリエイト株式会社 試験センター富士宮ラボ 微生物生物グループ チームリーダー。
子育てメインに仕事との両立を実現するためテルモ試験課に派遣スタッフとして入職。子育てがひと段落つき、自分自身のキャリアアップのため登用試験を受け、チームリーダーに就任。みんなが働きやすい職場を作るため、1年生リーダーとして子育て仕事に邁進中。