
テルモヒューマンクリエイトのオウンドメディア運営事務局です。この度、「よりそうプロジェクト」の一環として、テルモメディカルプラネックスへの見学会が開催されました。
「テルモを知ろう!」をテーマに掲げたこのイベントは、テルモグループ全体で製造している商品や、自身の仕事、仲間の業務がどのように社会に貢献しているのかを知り、互いの仕事により深くよりそうことを目指して企画されました。
試験センター、製造職、管理部門、一般派遣など、様々な部門から熱意あるアソシエイトが参加し、THC※として初めての試みとなった本イベントの様子をお伝えします。
THCの原点を振り返り、互いの仕事に深くよりそう機会に ― 様々な部署のアソシエイトが集い、医療への貢献を再確認
―― 「よりそう」という想いを形にした初めての全社的イベント
2024年の新春、新体制となったTHCの経営陣から「よりそう」という言葉がキーワードとして発信されました。この言葉がアソシエイトからも大きな共感を得たことをきっかけに「よりそうプロジェクト」が立ち上がり、人と人、人と仕事、人と仕組みのよりそいを具体化する複数のチームが編成されました。
今回の見学会は、このプロジェクトの第一弾イベントとして企画されたものです。イベントの企画・運営は、普段は経理、教育、採用、スタッフパートナーなど、全く異なる業務に従事するメンバーがおこないました。「アソシエイトへよりそう心」を常に意識しながら大切に0から作り上げていったそうです。
実は、テルモメディカルプラネックスへの見学は、スタッフパートナーが業務をより深く理解し、サポートに活かすことを目的に2年前から計画されていたといいます。コロナ禍を経て、ようやく今年の夏に実現。その体験が素晴らしかったことから「ぜひアソシエイトの方々にもこの体験をしていただきたい」という想いで、全アソシエイト向けの見学会として発展させることになりました。

―― 「医療技術の創造と普及」を目的とする施設
見学先となったテルモメディカルプラネックス(Terumo Medical Pranex)は、2002年にオープンした「Pranex West」と、2007年に増設された「Pranex East」からなる、総面積14000m2を誇る広大な施設です。病棟や手術室、カテーテル治療室などの医療現場を忠実に再現し、テルモの歴史や技術を紹介する展示室も備えており、2002年から延べ20万人を超えるお客様が訪れています。

来館されたお客様がプラネックス体験を通して、テルモを深くご理解いただくことに加え、長年にわたり積み重ねたトレーニングの経験やノウハウに基づき、国内外の医療従事者の皆様を対象とするトレーニングを提供することで、テルモが考える医療を通じた社会貢献を体験いただける空間を目指しています。

―― 普段は顔を合わせない仲間たちの想いが交わる場に
見学会には、試験センターのスタッフ、製造職、管理部門、一般派遣など、様々な仕事に従事するアソシエイトが、別々の工場や営業所から集まりました。普段はなかなか顔を合わせることのない仲間たちが、見学会を通じて一堂に会することとなったのです。
参加者は製品が実際に使用される現場や、テルモの歴史、最新の医療技術に触れることで、自分たちの日々の業務が確かな形で医療に貢献していることを実感していました。「医療を通じて社会に貢献する」というテルモの理念が、参加者の心の中に再度芽生えたことを感じるとることができました。

昼食時には懇親会が開かれ、参加者同士の交流が深まりました。副社長の大島さんによる製品開発秘話や、質問が書かれたサイコロを振りながらの自己紹介などが行われ、参加者それぞれが自分の担当業務や趣味について紹介し合ったり、見学の感想を語り合ったりと、会場は終始和やかな雰囲気に包まれました。普段は接点のない部署のメンバー同士が、THCの一員としての想いを共有する貴重な機会となりました。
参加者からは「他のメンバーと触れ合ったことで、皆さんご自身の業務に関してとても誠実に取り組んでいることがわかり、心が温かくなる貴重な時間となりました」「いろんな工程の人たちを見て、医療現場を助ける、役立てるバトンリレーなんだと感じました」といった声が寄せられ、THCの仲間との絆が一層深まった様子でした。この見学会を通じて、参加者一人ひとりが自分の仕事の意義を再確認するとともに、THCで働く仲間たちとの強い絆を実感する、かけがえのない一日となりました。人と人、人と仕事がよりそい合う場を創出するという「よりそうプロジェクト」の理念が、確かな形となって実を結んだ瞬間でした。

【 編集後記 】
THCでは、アソシエイトがこれからも仲間と共に働きたいという「本音」によりそい、「働き心地をずっとよく」していくため、今回のような取り組みを今後も継続していく予定です。初めての試みでしたが、参加者それぞれの中に「医療を通じて社会に貢献する」という誇りと、共に働く仲間への信頼が芽生え、まさに「よりそう」という言葉が持つ意味を体現するイベントとなりました。第2回、第3回の開催も予定されており、より多くのアソシエイトがこの貴重な経験を共有できることを楽しみにしています。こうした取り組みを通じて、THCならではの「よりそう」がさらに深まっていくことを期待しています。
(※)THC=テルモヒューマンクリエイト株式会社